播磨アルプス縦走登山の登山レポートです。播磨アルプスは兵庫県姫路市から高砂市、加古川市に至る山稜で、JR山陽本線の駅同士をつなぐ縦走路が整備されており、気軽に縦走登山が楽しめます。また、山稜一帯は岩稜帯となっており、まるで北アルプスの縦走登山をしているかのような気分にもさせてくれます。今回は筆者が播磨アルプス縦走登山を楽しんできましたので、その登山レポートです。
播磨アルプス 登山ルート
今回はJR山陽本線の曽根駅に車を停め、曽根駅から御着駅へ電車で移動し、御着駅から播磨アルプスを縦走し、曽根駅へ戻るルートで縦走をしました。このようなルートです。

2024年1月19日に実施しました。天気は曇り→晴れで、前日は雨のため地面は湿っていました。時間は以下の通りです。
6:00 京都市内出発
8:01 曽根駅
8:07 御着駅
9:30 桶居山
11:00 高御位山
13:00 曽根駅
13:30 白雲谷温泉 ゆぴか
14:30 HEIMAT BERG
16:30 京都市内帰着
曽根駅~桶居山
7:55頃に曽根駅前のパーキングに駐車し通学中の高校生が大量に乗車する中に混じり、御着駅へ移動しました。
登山口までは約15分ほど歩きます。

最初は少々急登でしんどく感じますが、5分ほど登ると姫路城、姫路市街地や瀬戸内海が一望できるようになります。稜線まで出ると登りはいったん終了します。稜線上は低木のみのため常に姫路市~加古川市の市街地やコンビナート、瀬戸内海を眺めながらトレッキングが楽しめました。



桶居山直前の鉄塔がある付近は、迫力のある岩稜帯の尾根道になっており、まるで北アルプスの岩稜帯を歩いているかのような気分になります。ただ、眼下には加古川や姫路市が広がっているので、北アルプスにはない安心感を感じました。初めて日本アルプスに挑戦する前に、播磨アルプスでトレーニングすると有益だなと感じました。





桶居山~桶居山分岐
桶居山を過ぎると岩稜帯の下りがあります。下りは前日の雨の影響で岩がつるつるだった為、恐怖感がありました。下りきった先で桶居山を振り返ると迫力のある景色が広がっており、思わず見入ってしまいます。


桶居山を抜け、高御位山への分岐である桶居山分岐までは、少し北上し谷を巻きながら進みます。播磨アルプスの最深部である桶居山~桶居山分岐が僕が一番お気に入りの場所です。尾根上は変わらず岩稜帯で、北アルプスの稜線歩きを感じさせられる一方で、眼下は谷の先端部になっており、見た目は活火山の火口を周遊しているような雰囲気を感じます。ルート上も半円を描くように進むため、加工の外輪山を歩いているような気分になりました。桶居山までは少々アップダウンが多く、また登りではロープがあるところがあり、気を付けながら進みました。






高御位山へ
桶居山分岐から高御位山は比較的平坦で、常に同角度で緩やかな登りが続くようなトレイルでした。このあたりから東側の景色も見えるようになり、加古川市から明石市、神戸市や六甲山まで見渡せました。僕が歩いたこの日は曇りでしたが、晴れで空気が澄んでいる日は瀬戸内海や四国、淡路島方面まで見渡せます。




高御位山山頂は休憩スペースと神社があり、またここからの眺望も素晴らしかったです。





鷹の巣山~曽根駅
高御位山からピストンで桶居山分岐まで戻り、少し南下すると鷹の巣山です。鷹の巣山からは馬の背方面へ分岐がありますが、僕は百閒岩や地徳山の方向へ歩きました。鷹の巣山からも岩稜帯が続き、威厳のある稜線が続きます。また、ふと振り返ると高御位山が見え、岩々しい山容が見ごたえがありました。


百間岩はこのルールの一番の危険箇所かと思います。このタイミングでは前日降った雨が乾いており、あまり危険を感じませんでしたが、濡れているときは危険だと思います。一枚岩がどこまでも続く景色は圧巻でした。




このあたりから疲労を感じはじめ、地徳山から下山までは正直かなりきつかったです。地徳山からは基本的には樹林帯の尾根道となりました。アップダウンもあるため、最後は心が折れそうでした。なお、今回のルートとは逆の曽根駅から播磨アルプスを登る際は、登山口がわかりにくいと感じました。豆崎交差点が登山口になります。




下山後の温泉、登山用品店
無事下山し、加古川市にある白雲谷温泉 ゆぴかへ。あまり時間がなくすべての温泉を楽しめませんでしたが、露天風呂は開放感がありリフレッシュできました。ゆぴかはサウナ、内湯、露天風呂がそろっています。駐車していた曽根駅からは加古川沿いに約30分ほどの位置にあります。
温泉の後は加古川市の市街地にある、前々から気になっていた登山用品店のHEIMAT BERGへ。Teton Bros.や山と道など、こだわりの登山ウェアやギアがそろっており、時間を忘れて楽しめました。

まとめ
播磨アルプスの登山レポートでした。播磨アルプスは関西で岩稜帯を楽しめるトレイルで、雄大な景色の中で山歩きが楽しめました。北アルプスなどの岩稜帯の登山前に、また来たいと思いました。また、個人的に新幹線で京都から九州まで移動することが多く、姫路周辺でごつごつした禿山があるなーと気になっていたので、やっと登れたという感覚もありました。
姫路周辺は素晴らしい低山がたくさんあると思いますし、グルメも楽しみたいのでまた山歩きをしに行きたいと思いました。
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